生命保険業界で働きたい人なら取得しておきたい資格とは
生命保険を販売する上では欠かせない資格と言えば、生命保険募集人資格というものがあります。これは免許証のようなもので、募集人資格を持っていない人は生命保険の募集や販売を行なってはいけません。募集人資格を取得し、内閣総理大臣への登録をして初めて生命保険の募集を行うことができます。
募集人資格を無事取得したら、さっそく販売はできますが保険の知識はありません。自動車と同じで、免許を取ってもキビキビ運転はできませんし、事故を起こす確率もまだまだ高いですね。生命保険契約では、大事なお客様のライフプランを預っているわけですから、初心者だからと言って事故は許されません。生命保険をお客様に適切に提供し、メンテナンスを行なっていく上では常にスキルアップを考えなくてはなりません。生命保険に携わる上でぜひとも取得しておきたい資格を紹介します。
生命保険を販売する上で商品知識はもちろんのこと欠かせない知識はたくさんあります。例えば税金、相続、贈与、コンプライアンス、社会保険の知識などなどです。これらを広くカバーしている資格がファイナンシャルプランナー(FP技能士)です。
実はファイナンシャルプランナーとは資格ではなく職業名のことで、資格の名前は「FP技能士」と言います。つまり、資格を持っていなくてもファイナンシャルプランナーと名乗ることはできますが、FP技能士と名乗ってはいけません。またFP協会などが実施している試験に合格し、登録することでAFP(アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー)やCFP(サーティファイドファイナンシャルプランナー)を名乗ることができます。
また年金アドバイザーやDC(確定拠出年金)プランナーと言った資格もあります。年金についての知識があれば必要保障額のアドバイスも適格に行うことができますね。
行政書士や宅地建物取引主任者(宅建)を取る生命保険募集人も多いです。
つまり、生命保険を販売しようと思うなら、お客様の現状を把握して、ひとりひとりにあった最適なプランを設計する必要があります。その為には、様々な知識を習得する努力は欠かせません。資格が全てではありませんが、資格を取得することで少なくとも知識の習得にはなるのではないでしょうか。
生命保険の加入を比較・口コミサイトだけで判断する危険性
最近ではインターネットを利用して様々な情報を簡単に得ることができます。近くのおいしいレストランも簡単に検索できますし、そこのお店を訪れたユーザーの口コミを見て判断することもできます。
生命保険選びも同様で、一昔前は家族や友人に相談すると知り合いの保険屋さんを紹介してくれて話を聞いたりして選択をしていましたが、今では家にいながら24時間多くの口コミを閲覧することができます。口コミは迷った時の最後の後押しになるようで、多くのサイトで口コミは取り上げられていますね。この口コミはいろんな人の意見を聞けると言う点ではモノ選びにおいてとても便利なものです。しかし生命保険を選ぶ上で、口コミを参考にしてネットで保険の申込みをするというパターンは少々危険があるかもしれません。
レストラン選びなら、口コミを信用して失敗した所で、二度とそのお店に行かなければ済む話ですが、生命保険ではそうは行きません。解約して加入しなおせばいいと思っていても、健康状態によって加入できないなんてことになったらもう打つ手はありません。
例えばレストランサイトの同じお店の口コミで「ここのラーメンはおいしかった!」という口コミがあったとしても、別の人は「ここのラーメンはまずかった。二度と行かない!」などと人によって意見は分かれます。しょうゆラーメンが好きな人もいれば味噌ラーメンが好きな人もいますから、そもそも求めているものが違うわけです。生命保険も同じで、求めている目的によっていい保険にも役に立たない保険にもなり得ます。つまり、商品を選択することにおいてはまったく参考にならないということです。
例えば「どこどこ代理店の営業マンは良かった!」という口コミならその営業マンに相談してみようと思うのは結構なことです。しかし、「あそこの保険会社のAという商品は素晴らしいです!」という口コミは、その人にとっては素晴らしかったのだろうけども、自分に合うとは限りません。
生命保険もネットだけで全て完結してしまう時代だからこそ加入者の知識が必要で、決して簡単に考えてはいけません。口コミを参考にするのはいいですが、あくまで他多数の意見であることを忘れず、自分に最適な保険を慎重に検討するよう心がけましょう。
万が一の死亡に備える生命保険の正しい選び方とは
生命保険の加入を検討する要因は2通りあると思います。1つは死亡保障を備えたい場合、もう1つは貯蓄として生命保険を利用したい場合です。後者の場合は運用率が最大になることを第一条件にして保険を設計するため、保障の内容は二の次になる場合もありますが、前者の死亡保障を備えたい場合の理由としては家族が新しく増える場合など、家族の生活を守りたいという理由で加入することがほとんどでしょう。
万が一のときに経済的に遺された家族の生活を守ることができる生命保険を選ぶには、遺された家族がいくら必要か、どのくらいの期間を保障すればいいのかということをできるだけ正確に理解していれば無駄なく安心できる保険に加入することができます。そこで悩むのが必要な保障額です。これを考えるには現在の生活費から被保険者が欠けてしまった分を差し引いて考えるため、現在の生活費の70%~80%を計算すると良いでしょう。また、公的な遺族保障を受けられるのならばその金額も考慮して計算する必要があります。
健康保険に加入している人であれば月額で15万円程度です。こうして考えてみると多くの人が月額ではあまり多くの保障金額がいらないという結論に至るのではないでしょうか?
次に保障期間を考えます。一番多いのが子供が成人するまで、あるいは大学を卒業するまでとする場合ですので、多くても20年程度保障があればいいわけです。そうすると定期保険も選択肢に入るでしょうし、貯蓄もというのなら養老保険でもいいと思います。支払える保険料に余裕があるのならば終身保険もいいですね。これらは予算で決めるということもできます。
目的を明確にして、まずは自分たちがいくらの保障を必要かということをしっかりと把握した上で、それぞれの保険の特徴を知ることで自分たちにあった生命保険を選択することができるのではないでしょうか。
相続対策にも有効な生命保険の利用方法とは
人は誰でも生まれながらにして死に向かって生きています。悲しいことかもしれませんが、現実です。そして突然現れるのが相続の問題です。「うちは資産も無いし相続なんて関係ないよ」という家に限って相続問題で揉めることが多いです。預貯金、家、生命保険、その他財産が本当に一切無いという場合を除いては・・・。残された家族が相続問題で争ってしまっては、俗に言う「争族」になってしまいます。そうならない為に、しっかりと遺言で財産分与をしておくことは大事なことです。相続税がかかる、かからないの問題ではありません。
いざ財産を分けてみようと考えたときに、現金のみなら話は早いですが家や株券などすぐに現金化できないもの多いと思います。そのようなときに争いは起きるもんですが、生命保険を活用すればこのような問題も解決できることがあります。
代償分割という言葉を聞いたことがあるでしょうか?例えば、親が亡くなり相続人が長男、次男だとします。資産は時価5000万円の家しかありました。現金なら法定相続分に従って、長男、次男が半分づつ分与すれば済むでしょう。ところが家は売却しない限り簡単には分けることができません。このようなときに、長男が相続財産を全て取得し、長男から次男に2500万円を支払うという方法を代償分割といいます。
代償分割の場合、代表して相続するものが、代償するだけの現金や資産があればいいですが、無ければこれまた困難な話になってしまいます。そこで生命保険を活用するわけです。ではどのように活用するか。上の例で言うと、被保険者を親、受取人を次男とした生命保険に加入するわけです。この場合の保険金額は2500万円程度となりますね。そうすれば突然の相続に対しても長男が多額の現金を用意する必要もありません。
相続は突然やってきます。生命保険を活用した計画的な相続対策で「争族」になってしまうことを避けましょう。
掛け捨てはすべてが悪いわけじゃない!生命保険の選び方とは
みなさんが生命保険の加入を検討するときに、掛け捨ての保険に加入するか、それとも満期や解約した場合にお金が溜まっているのもするかで悩むと思います。掛け捨ての保険は、文字どおり何もなければ保険料は捨てたことになってしまいますが、掛け捨てではない商品に比べて保険料は割安です。掛け捨てと聞くと敬遠しがちですが、決して掛け捨てが悪い商品というわけではありません。ではどのように選択をすれば良いのでしょうか?
まず生命保険は一生保障が続く終身保険、10年間など一定の期間だけ保障する定期保険、保険期間は定期保険のように10年や20年と定めがありますが、死亡保険金と支払う保険料が同額で、満期には支払った分の保険料と同額が受け取れる養老保険に分けることができます。終身保険は解約をすれば支払った保険料に近い額を受け取ることができ、養老保険にも解約返戻金や満期金があります。定期保険の場合は期間の途中で解約返戻金がピークを迎え、満期を迎えると返戻金は無くなります。また保険会社によっては、終身保険や定期保険でも掛け捨てにして保険料を安くしている商品もあります。
お勧めの使い分けは、若いうちに貯金を目的とし、もし万が一のときはお葬式代にというくらいの額を終身保険で加入する。家族ができ子供や配偶者の生活を保障したいときには掛け捨ての定期保険などで保険料を安く、保障額の高いものに加入する。そして子供の養育費など、お金を使う時期に合わせて養老保険で保障と貯蓄を兼ね備える。
保険はちゃんとした使い方をすればとても心強いアイテムですが、言われるがままに適当に加入してしまうとお金を捨てているだけになってしまい、家計を圧迫してしまう恐ろしいものにもなりかねません。掛け捨ての商品は良くないと友達が言ってたから・・・という説得力のない理由では、将来の明暗を分けてしまいます。商品にばかり目が行きますが、まずは保険の仕組み、特徴をよく理解して、自分にあった加入の仕方を探してみてはいかがでしょうか。
