誰でもいいわけじゃない、生命保険の受取人

生命保険は被保険者にもしものことがあった場合に、残された大切な家族や子供たちが生活に困ることがないようにする為に加入するものです。残された家族が生命保険金を受け取る場合には、生命保険だけの枠で基礎控除が認められている為、使い方によっては相続対策にも活用することができます。と同時に、保険金を受け取った場合には所得税がかかりますが保険料を収めていた人や保険金を受け取った人によって所得税の種別が異なり納める金額が変わってきます。つまり、生命保険契約をする場合には、受取人を誰にするかということも大事なんです。

例えば子供が2人いたとします。長男と次男にそれぞれお金を残してあげたいと考えたときに、長男が同居しているからといってとりあえず長男を受取人にして「あとは次男と分けてくれ」としてしまうと、長男から次男に対する贈与税の可能性も出てきてしまいます。それならば最初から受取人を長男次男にすれば済む話なのです。

逆に、特定の人にだけ多く相続財産を譲りたい場合には、財産を多く譲りたい人を受取人にする生命保険の契約をすれば、生命保険金は他の相続財産とは違い受取人固有の財産とすることができますので、遺族がもめること無く希望通りに分与することができます。

ちなみに特別に理由がない場合は配偶者を受取人にする契約が多いですが、これは配偶者の非課税枠が「1億6千万円または法定相続分のいずれか多い額」とほとんど相続税がかかることがない事に由来しています。その為、受取人の配偶者も亡くなり、子供へ相続することになっても二重相続になってしまうことを防いでいます。

残された家族が争ったり、大変な思いをしない為にも、生命保険契約の受取人は家族でよく話し合うなど計画的に決めることが重要ですね。

あなたの生命保険は大丈夫!?死亡保障の落とし穴

生命保険はいざというときに残された家族や子供が経済面で困ることがないように、加入しておくものです。ライフスタイルや家族構成、家族に対する思いなど様々な人に対応できるようにと生命保険商品も様々なものがあります。言い換えれば、自分に合ったものを選択しないと思いもよらぬことになってしまいます。生命保険は何かあってからでは手遅れですので注意が必要です。

例えば定期保険特約付終身保険というものがあります。これは、一生涯死亡保障が続く終身保険の上に期間が10年などの定期保険を乗っけたものです。メリットは定期保険の部分は保険料が安いので、終身保険だけで同じ死亡保障を買う場合よりも保険料が安く済むことです。どういった人にこの保険が合うかというと、比較的若い世代の人で、子供がまだ小さな人です。子供が大きくなるまでは定期保険を組み合わせることによって保障を大きくして、子供が大きくなったら定期保険部分は消滅すれば終身保険の部分が残り、合理的に運用ができるというわけです。

しかしこの保険の意味を知らずに加入している人は後々大変なことにもなりかねません。それはこの保険に上乗せされている定期保険は更新型であるということです。定期の期間が終了すれば更新することができますが、保険料は更新時の年齢によって決定します。つまり更新の度に高くなるのです。しまいには、60歳あたりで保険料を支払えなくなり解約するというのがほとんどです。

定期保険の部分で2800万円、終身保険の部分で200万円、合計3000万円の死亡保障があったとして、加入者は終身保険という言葉だけを記憶しやすいので「自分は終身で3000万円の保障に加入している」と勘違いをする人もいます。そうすると、定期保険の保険料が高くて払えなくなった場合には200万円の保険しか残らないということです。

決してこの保険が悪い商品というわけではありません。使い方を間違えると結果的に悪い保険に入っているということになってしまうのです。こうならないためにも定期的に自分の加入している保険を再確認して、しっかりと把握しておくことが大事です。

インターネット販売をする生命保険の実態とは

インターネットの急速な普及により、パソコンや携帯電話さえあればどこにいても買い物や調べものができる時代になりました。生命保険も例外ではありません。従来は担当の営業さんが自宅を訪問して、商品の説明や申込みの手続きをするのが通常でした。しかし現在はネット生保なるものが出現し、見積もりから申込まで誰とも面談することなく完了させることができるようになりました。その為、生命保険会社も人件費を抑えることができ、その分毎月の保険料も安く設定することができます。

しかし、ネット生保には危険な一面もあります。それは保険料だけに目を奪われてしまい、保険に入った気になってしまうことです。当たり前ですが、多くの方は保険の素人でしょう。それなのに、パソコンの画面の説明と算出された保険料を見ただけで契約ができてしまうことは、違和感を覚えます。また保険料も単純に安いわけではありません。

ネット系の生命保険商品の特徴は、とにかくシンプルにしているという印象があります。シンプルとは、一見いいように聞こえますが、要するにオーダーメイドで設計できないのです。逆に言えば誰でも簡単に入れるようにするため、設計ができないようにプランを選択するタイプの商品にしているんです。その為、欲しい特約がない、いらない特約も一緒に契約しなければいけないなど、若干のムダがでてきます。

ネット系生命保険の保険料は単なる人件費の差の違いではなく、従来の保険に比べて商品自体が違う、全く新しいタイプの保険という印象です。保険料だけで飛びつくと危険ですが、メリットデメリットをしっかり把握し、自分のニーズを満たすように足りないところは他社の保険と組み合わせるなど、うまく設計ができるならとてもメリットのある契約方法だと思います。

生命保険で損をしないための見積もりのとり方とは

ものを買うときには気に入った商品の値段をみて、買べきか買わないべきかを検討して購入しますよね?人やものによっては値段交渉をすることもあります。残念ながら保険という商品には値引きはなく、年齢、性別、健康状態など同じ条件のもとでは全て同じ保険料になります。コマーシャルなどでは保険料をアピールしている保険会社もあり、消費者は保険料で比較してしまいがちですが、実は保険の中身自体を各社で若干変えていて保険料の差別化を図っています。保障期間を短くしたり、免責(保障しない部分)を増やしたり、または人員の削減(ネット生保など)によって保険料を差別化しようとしているところもありますが、どれも一長一短です。

では新たに生命保険の加入を検討している人が見積もりを取るときにどのようなことに着目するべきでしょうか。まずは予算を決めることです。

毎月いくらだったら負担なく保険料を払い続けることができるかを検討し、その予算の中で必要な保障を優先的に決めていきましょう。必要な保障を考えていると、この特約も付けたい、あの特約も付けたいと思うようになり、保障が膨らんでいって結局高い保険料になってしまうということがよくあります。保障はないよりあったほうがいいに決まっていますが、それではきりがありません。決められた予算の中で買える保障を買うのです。

そうなると、意外なことに気づくかもしれません。保険料を比較して検討しているときには保険商品の差があまり見えないものですが、保険料を決めて中身で選んでいると自分にあった保険商品や保険会社が絞られてくることがあります。これこそ自分にあった保険で、結果的に無駄なく欲しい保障をシンプルに買うことができるでしょう。

生命保険、あなたは評判だけで選んでいませんか?

みなさんは生命保険を選ぶときにどのような方法で選択するでしょうか?保険代理店に相談して決めるという人が大半かと思いますが、インターネットを利用して簡単に資料請求できる時代ですので、まずは資料を見てからという人も多いのではないでしょうか?

資料請求だけを専門にしたサイトもありますが、そのようなサイトでは大抵保険会社や保険商品についての評判を見ることができます。ネット生保で申込みをしようと考えている人は、説明してくれる人がいないわけですからこのような評判も重要な選択資料となるでしょう。ここで注意が必要です。

あくまでも評判はその商品や保険会社を利用した人の意見であって、評判イコールその生命保険商品の優劣ではありません。つまり、評判が悪い商品だからと言って自分の生命保険選びの候補から除外してしまうのは、少々強引なやりかたかもしれません。

例えばお金を貯めたい目的の人が、ある保険会社の養老保険に加入しているとします。違う保険会社から運用利率のいい終身保険が発売され、その終身保険は現在加入している養老保険よりもはるかにお金が貯まることを知った加入者は、おそらく養老保険の評判として「ここの保険会社の利率は悪い」などと書きこむかもしれません。これはあくまで目的に合った選択すべき生命保険商品を間違えたのであって、加入していた養老保険が悪い商品ではないはずです。

この評判を見た養老保険を検討していた人が、選択肢から養老保険を外す意味は無いわけです。生命保険は万が一のときにはとても大きな役目をしてくれる心強い味方で、その為簡単なものではありません。あとあと後悔しないためにも評判に惑わされないしっかりとした保険選びが大切です。

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